ボートレースの「キャビる」とは?意味や原因、舟券対策を徹底解説

ボートレースの「キャビる」とは?意味や原因、舟券対策を徹底解説

ボートレースの実況を聞いていると、「あーっと、1号艇がキャビった!」「キャビって失速!」という言葉を耳にすることがあります。自分が買っている舟券が絡んでいると「何が起きたんだ!?」と焦ってしまいますよね。

この記事では、ボートレース特有の現象「キャビる」の正体から、なぜそれが起きるのか、そして予想にどう活かすべきかを初心者にも分かりやすく解説します。

ボートレースの「キャビる」とは?

「キャビる」とは、専門用語の「キャビテーション(Cavitation)」を略した言葉です。

物理現象としての意味

液体の中で圧力が急激に変化した際、真空に近い「気泡(泡)」が発生する現象を指します。

ボートレースにおける状態

ボートレースにおける「キャビる」は、プロペラが水ではなく、発生した気泡(空気)を掻いてしまい、空回りしている状態を指します。

分かりやすいイメージ: 雪道や泥沼で車のタイヤが空転して、アクセルを踏んでも前に進まない状態に非常に似ています。

なぜ「キャビる」のか?主な3つの原因

キャビる原因は、大きく分けて「環境」「技術」「機力」の3つがあります。

① 前の艇が作った「引き波」にはまる

最も多い原因がこれです。先行する艇が通った後の水面は、激しくかき混ぜられて空気が混ざっています。この「引き波(ひきなみ)」の中に突っ込むと、プロペラが空気を吸い込み、キャビりやすくなります。

② 無理なハンドル操作・レバー操作

ターンをする際、ボートを急激に傾けすぎたり、不適切なタイミングでレバーを握って加速しようとすると、プロペラに均等に水が当たらず空転を招きます。

③ モーターやプロペラの調整不足

プロペラの形や角度がその日の水面に合っていないと、水を掴む力が弱くなります。「出足(動き出し)」の調整が失敗している時に起こりやすい現象です。

キャビるとどうなる?レースへの致命的な影響

キャビることは、レーサーにとって「最も避けたいミス」の一つです。

  • 劇的な失速: ターンの出口でスピードが乗らないため、後続の艇に一気に抜かれます。
  • 「振り込み」の引き金: バランスを崩してボートが横滑りし、スピン(振り込み)や転覆事故につながることもあります。
  • 道中の順位変動: 「1マークは先頭だったのに、バックストレッチでキャビって着外に落ちた」という波乱の主因になります。

【実践】キャビる現象を予想にどう活かすか?

「キャビる」可能性を事前に察知できれば、的中率アップに繋がります。

チェック項目予想への活かし方
荒天(強風・高波)水面が荒れている時はキャビるリスクが倍増。波に強い選手や機力を重視。
展示航走のターンターン出口でボートが跳ねていたり、モタついている選手は本番でも危ない。
差し狙いの選手2コースや4コースから「差し」を狙う選手は、1マークの引き波をもろに受けるため、機力が低いとキャビる危険大。

似た言葉「振り込み」との違い

よく混同されますが、原因と結果が異なります。

  • キャビる: プロペラの空転。パワーが伝わらない現象。(エンジンの不具合に近い)
  • 振り込み: ボートの急回転・スピン。姿勢が崩れる現象。(ハンドル操作のミスに近い)

※キャビった結果、バランスを崩して振り込むというパターンも多いです。

まとめ:キャビるを理解すれば「負けの理由」が明確になる

まとめると、ボートレースの「キャビる」は、プロペラの空回りによる失速のことです。

「なぜあの選手は負けたのか?」という理由が分かれば、次のレースで同じミスをしそうな選手を避けたり、逆に不利な条件を克服できそうなパワーある選手を見極めたりすることができます。

特に「波のある日の展示航走」では、選手がスムーズにターンできているか(キャビっていないか)を重点的にチェックしてみましょう!

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毎日パチ屋に通う養分、ボートレースもたまに買います。趣味でブログ始めました。Xで毎日稼働をポストしてます。