パチンコポエム「無欲の座にて」

アコムの太客

2025/08/30 2025/08/31

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煌めく光は
夜の街のネオンよりも眩しく
響き渡る音は
心臓の鼓動を追い越してゆく。

玉は流れ
ただの金属の粒でありながら
人はそこに夢を重ね
未来を託す。

狙えば逃げ
追えば遠のき
欲を燃やせば燃やすほど
当たりは影のように消えてゆく。

されど
心を空にし
風に舞う木の葉のように
静かに時を受け入れたとき

不意に訪れる閃光。
液晶の中で微笑む図柄。
その瞬間
胸の奥で囁く声がある。

「勝ちも負けも、ただの通り道。
　ここにあるのは一瞬の輝き。
　求めずして得るものこそ、真の引き。」

歓喜はやがて沈み
メダルはまた流れ去る。
だがその余韻は
心に温かな残り火を灯す。

パチンコとは、夢と現の狭間に揺れる詩。
今日もまた、座る者を試し
欲を捨てた者にだけ
小さな奇跡を見せる。

ポエム執筆、後日談⤵︎⤵︎

無心の中で引きは磨かれると聞きました、言うなれば北斗の拳の「無想転生」です。引こうとしてはいけません、勝とうと思うのではなく心を無にして、脱力してハンドルを握る、レバーを叩く。

これが出来れば、お前はも引いている。

頭に血が昇ったり、心を穏やかに出来ない時に読んでほしい。そんなパチンコポエムに仕上がっています。皆さんのギャンボー街道に幸が在らん事を。

俺はもうダメみたいです。

さようなら。

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