ボートレース風向きの見方を解説!追い風・向かい風のセオリーとは

ボートレース風向きの見方を解説!追い風・向かい風のセオリーとは

ボートレース(競艇)の予想をする際、「選手の強さ」や「モーター性能」だけを見ていませんか? もし、それだけで舟券を買っているなら、実は大きなチャンスを逃しているかもしれません。

ボートレースは「水上の格闘技」。屋外で行われる競技である以上、「風」の影響をダイレクトに受けます。 風向き一つで、鉄板と思われたイン逃げが失敗したり、大穴の万舟券が飛び出したりすることも珍しくありません。

この記事では、ボートレースにおける「風向きの正しい見方」と、それぞれの風が吹いた時の「勝てるセオリー」を解説します。

ボートレースにおける「風」の重要性とは?

なぜ、ボートレースでこれほどまでに「風」が重要視されるのでしょうか。主な理由は大きく2つあります。

  1. スタートのタイミングが変わる
    ボートは風の影響で加速力が変化します。追い風なら加速しやすく、向かい風なら加速しにくくなります。コンマ01秒を争うスタートにおいて、風の読み違えは致命的な遅れ(またはフライング)につながります。
  2. 旋回(ターン)の安定性が変わる
    時速80km近くで旋回する際、横風や突風を受けるとボートが暴れてしまいます。また、風によって水面が荒れると、思い通りのターンができなくなります。

「今日は風が強いな」と感じたら、いつも通りの予想を捨てて「風に合わせた予想」に切り替える柔軟性が、勝利への近道です。

風向き情報の正しい見方・確認場所

まずは、現在のレース場にどのような風が吹いているか、正確な情報を入手しましょう。

スマホ・PCで確認:公式サイトの「直前情報」

最も基本となるのが、ボートレース公式サイトや各レース場サイトにある「直前情報」です。 毎レースの展示航走終了後に更新され、以下のデータが確認できます。

  • 天候
  • 気温・水温
  • 風向(矢印で表示)
  • 風速(〇m)
  • 波高(〇cm)

ここで特に注目すべきは**「風向」と「風速」**です。 「1m〜3m」程度の風なら穏やかですが、「4m〜5m」を超えるとレース展開に大きな影響を与えます。

現地で確認:空中線(旗)と水面の波立ち

もし本場(現地)に行っている場合は、データだけでなく自分の目で確かめることも重要です。 直前情報のデータはあくまで「計測時点」のもの。レース本番では風が変わることもあります。

  • 空中線(大時計の上などにある旗): 旗のなびき方で風の強さを直感的に判断します。
  • 水面の波立ち: 1マーク付近の水面がバチャバチャと白波が立っている場合は、数字以上の強風や荒れ水面である可能性が高いです。

【追い風(おいかぜ)】のセオリーと狙い目

追い風は、スタートラインに対して「後ろから前へ(第1ターンマーク方向へ)」吹く風です。

基本はインコース(1号艇)が有利になる理由

「追い風 = イン有利(1号艇が強い)」 これがボートレースの基本セオリーです。

インコース(スロー勢)は助走距離が短いため、本来は加速に不利ですが、追い風が背中を押してくれることでトップスピードに乗りやすくなります。 先に第1ターンマークに到達し、そのまま逃げ切る「イン逃げ」が決まりやすくなります。 風速1m〜3m程度の程よい追い風であれば、迷わずインから勝負して良いでしょう。

【注意】風速4m以上の強風時は「差し」が決まる

しかし、追い風が強くなりすぎる(4m以上)と話は別です。 風に押されすぎてしまい、1号艇が第1ターンマークで止まりきれずに外へ膨らんでしまう(流れる)現象が起きます。

こうなると、空いた内側の懐(ふところ)を2コース、3コース、4コースの艇が「差し(まくり差し)」で突き抜ける展開が増えます。 「強すぎる追い風は、インの取りこぼし(2着〜3着)」を警戒しましょう。

【向かい風(むかいかぜ)】のセオリーと狙い目

向かい風は、スタートラインに対して「前から後ろへ」吹く風です。

ダッシュ勢(4〜6コース)の「まくり」が決まりやすい理由

向かい風が吹くと、助走距離の短いスロー勢(1〜3コース)は加速がつきにくく、スタートで遅れがちになります。 一方で、助走距離をたっぷりとるダッシュ勢(4〜6コース)は、助走の長さで風の抵抗をカバーし、スピードに乗った状態でスタートラインを通過できます。

その結果、ダッシュ勢がスロー勢を一気に飲み込む「まくり」が決まりやすくなります。 特に「向かい風3m以上」になってきたら、4号艇(カド)や5号艇の出番です。

インが凹んだ時の高配当パターン

向かい風で最も怖いのが「イン(1号艇)のスタート遅れ」です。 1号艇が凹んで壁がなくなると、外の艇が殺到してレースは大荒れになります。 向かい風の時は「1号艇の行き足(スタート展示の気配)」を特によく確認し、不安があるなら思い切って外枠から高配当を狙うのも手です。

意外と重要!横風(よこかぜ)の影響について

風は常に真正面や真後ろから吹くわけではありません。横からの風も厄介です。

スタートラインに対して左右どちらから吹くか

横風はボートの操縦安定性を奪います。 スタート時に艇が左右に流されたり、ターン時に関係ない方向へ飛ばされたりします。

  • 左横風(スタンド側からの風): 1マークで外に流れやすくなり、イン逃げが難しくなる傾向があります。
  • 右横風(バック側からの風): インが窮屈になりがちです。

横風が強い日は、若手よりも「波乗りの技術があるベテラン選手」や「風の癖を知り尽くした地元選手」が浮上しやすくなります。

まとめ:風を読んで舟券の的中率を上げよう

ボートレースにおける風のセオリーをまとめます。

  • 微風(追い風・向かい風問わず): インコース有利
  • 適度な追い風(2〜3m): イン逃げ鉄板
  • 強い追い風(4m以上): インが流れて「差し」が決まる
  • 向かい風(3m以上): ダッシュ勢(4カド)の「まくり」一撃

直前情報を見る際は、単に「1号艇の選手が強いから」だけでなく、「今日は追い風だからインが信頼できるな」「向かい風が強いから4号艇の一発があるかも」といった視点を加えてみてください。 風を味方につけることで、予想の精度は間違いなくアップするはずです。

以上、風向きの見方解説でした!

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