ボートレースの決まり手全6種を徹底解説!展開予想で的中率を上げるコツ

ボートレースの決まり手全6種を徹底解説!展開予想で的中率を上げるコツ

ボートレースの舟券予想において、的中率を左右する最大の鍵は「展開を読み切れるか」にあります。その展開を紐解くための唯一にして最大の指標が、今回解説する「決まり手」です。

決まり手を深く知ることは、単に専門用語を覚えることではありません。レースの「決着パターン」を事前に予測できるようになるということです。

基礎となる全6種類の決まり手から、実際の舟券戦略に直結する展開の読み方まで、初心者の方にも分かりやすく順を追って解説していきます。

目次[ click ]

ボートレースの「決まり手」とは?

ボートレースにおける「決まり手」とは、1着になった艇がどのような戦法で勝利したかを示す公式な判定結果のことです。

レースが終了すると、審判員が「1マーク(最初のターン)の攻防」を中心にレース全体の流れを分析し、その勝ち方を判定します。決まり手を分析すれば、そのレースが実力通りに決まったのか、あるいは展開の紛れがあったのかを正しく評価できるようになります。

現在、ボートレースで公式に採用されている決まり手は、以下の全6種類だけです。

決まり手は全部で6種類

決まり手内容
逃げ1コースの艇が誰にも抜かせずに勝つこと
差し内側を走る艇の隙間を鋭く突いて抜くこと
まくり外側から内側の艇を叩き潰して抜くこと
まくり差しまくりと差しの合わせ技で内側を抜くこと
抜き2マーク以降の道中で順位が入れ替わること
恵まれ先行艇の失格等により繰り上げで1着になること

この6種類の名称は、舟券予想の際に見る「直近の成績」や「過去のデータ」にも必ず記載されています。それぞれの意味を正しく理解しておくことが、回収率アップへの最短ルートです。

「逃げ」とは?(1コースの王道)

「逃げ」とは、1コース(最も内側)の艇が第1ターンマークを先頭で回り、そのまま他艇に一度も抜かせずに1着でゴールする決まり手です。

現代のボートレースにおいて、最も強力で発生頻度が高い勝ちパターンであり、全レースの約50%〜60%はこの「逃げ」で決着します。まずはこの「逃げ」を基準に予想を組み立てるのが鉄則です。

特徴:インコースの圧倒的有利を活かす

ボートレースは、内側のコースほど第1ターンマークまでの距離が短いため、圧倒的に有利です。1号艇がスタートで遅れず、自分のターンができれば、外側の5艇は「1号艇が走った後の引き波」を越えなければならず、逆転が非常に困難になります。

狙い時:インが強い条件を見極める

どんな時でも「逃げ」を狙えばいいわけではありません。以下の条件が揃った時は、特に「逃げ」の信頼度が上がります。

  • インが強い競艇場: 大村(長崎)、徳山(山口)、芦屋(福岡)などは、コース特性によりイン逃げ率が非常に高いことで有名です。
  • 1号艇の選手が「イン戦」を得意としている: 選手の過去データで、1コースからの1着率が際立って高い場合。
  • 2号艇が「壁」になる: 2号艇の選手のスタートが安定しており、外からの攻めをブロックしてくれそうな番組構成の時。

的中率UPのコツ:1号艇の「逃げ率」を確認する

舟券の的中率を上げるために最も重要なのは、単なる「1着率」ではなく、「逃げ率」を個別にチェックすることです。

実は、1コースで1着を取るにしても「逃げ」で勝つ選手と、一度抜かれそうになりながらも道中で逆転する選手がいます。

  • 逃げ率が高い選手: 1マークの先取が得意。信頼して「1-2」「1-3」といった本命筋へ。
  • 逃げ率が低い選手: 1マークでミスをしたり、差される隙を作ったりしやすい。1号艇をあえて外した高配当狙いや、2着・3着に落とした予想が有効になります。

出走表のデータから「この1号艇は本当に逃げ切れるのか?」を疑う癖をつけるだけで、無駄な舟券を減らすことができます。

「差し」とは?(内を突くテクニック)

「差し」とは、第1ターンマークで先行する艇(主に1号艇)がターンして空いた「内側の隙間」を、鋭く追い抜いていく決まり手です。

力任せに外を回るのではなく、相手のふところ(内側)に潜り込む技術が必要なため、選手の旋回技術やモーターの「出足(低速からの加速力)」が重要視されます。

特徴:相手のミスや隙を見逃さない

「差し」が決まる典型的なパターンは、1号艇がターンで外側に膨らんでしまった時です。その瞬間に内側へボートをねじ込み、出口での加速で1号艇を抜き去ります。

「逃げ」に次いで発生頻度が高く、特に2コースからの「差し」はボートレースにおける王道の対抗策です。

狙い時:2コースに名手がいる時は要注意

「差し」を狙うべきなのは、以下のような条件下です。

  • 2コースが得意な選手がいる: 2コースからの1着率が高く、特に決まり手が「差し」に偏っている選手は、狙い澄ましたハンドル捌きを見せてくれます。
  • 1号艇のターンが不安定: 1号艇の選手の勝率が低い、あるいはモーターの「回り足」が悪く、ターンがバタついて膨らみそうな時。
  • 差しが決まりやすい競艇場: 江戸川(東京)や平和島(東京)など、インの逃げが難しい(コース幅や水面状況の影響)会場では、「差し」の出番が増えます。

的中率UPのコツ:2連単「2-1」と「1-2」の裏表

「差し」を予想の軸にする場合、舟券戦略として非常に重要なのが「2-1」と「1-2」の折り返し(裏表)の検討です。

  • 2-1(差し切り): 2号艇が見事に差し切った形。1号艇も実力があれば2着に残ることが多いため、中穴程度の好配当が期待できます。
  • 1-2(差し届かず): 2号艇が鋭く差したものの、1号艇が力強く踏ん張って逃げ切った形。これはボートレースで最も売れる買い目(本命)の一つです。

「2号艇が差しにくる」と読んだなら、1号艇を完全に切るのではなく、この「1-2 / 2-1」の折り返しを基本に、3着候補を広げるのが的中率を安定させるコツです。

「まくり」とは?(外から沈める力技)

「まくり」とは、外側の艇が内側の艇を外側から力ずくで叩き伏せて(抜き去って)1着を取る決まり手です。

内側の艇の頭を抑え込むようにターンするため、決まった瞬間の迫力は随一。1号艇を力でねじ伏せる性質上、的中すれば高配当(万舟券)に繋がりやすいのが特徴です。

特徴:スピードとスタート勝負

「まくり」を決めるには、内側の艇よりも早いスタート(ST)を決め、第1ターンマークに到達する前に前に出る必要があります。

そのため、選手の旋回技術以上に、モーターの「伸び足(最高速度)」が重要になります。3コースや4コースの艇が勢いよく1・2コースを飲み込んでいく姿は、ボートレースの醍醐味と言えるでしょう。

狙い時:伸び足の良い「カド」に注目

「まくり」を狙うなら、以下のポイントをチェックしてください。

  • ダッシュ勢(4コース付近)のスタートが早い: 4コースが先に抜け出す「カドまくり」は、まくりの典型パターンです。
  • 展示タイムが抜けて良い選手がいる: 直前情報で「展示タイム」が良い=伸び足がある証拠。まくり一撃の可能性が高まります。
  • 内側の艇のスタートが不安: 1・2号艇のスタートが遅い場合、外から被せやすくなるため「まくり」の絶好機となります。

的中率UPのコツ:まくりが決まれば「外」が連動する(スジ舟券)

「まくり」を予想する際に絶対に覚えておきたいのが、「まくった艇のさらに外側の艇が連動する」というセオリーです。

例えば、3号艇が豪快にまくりを決めた場合、内側の1・2号艇は3号艇に抑え込まれて失速します。その際、3号艇のすぐ後ろ(外側)を走る4号艇や5号艇には、障害物のないクリアな進路が生まれます。

  • 3がまくれば「3-4」「3-5」
  • 4がまくれば「4-5」「4-6」

このように、まくりを軸にする時は内側の艇(1・2号艇)を思い切って切り、「まくった艇のさらに外側」を連動させるのが、賢いスジ舟券の買い方です。

「まくり差し」とは?(高度な複合技)

「まくり差し」とは、外側の艇が一度まくりにいくような動き(外を回る動き)を見せながら、先行する艇の間にできた一瞬の隙間を鋭く内側へ切り込んで抜き去る、非常に高度な複合技です。

「まくり」のスピード感と「差し」のテクニックの両方が求められるため、実力のある選手や、旋回性能(回り足)が優れたモーターを持っている際に見られる決まり手です。

特徴:まくりと差しの「いいとこ取り」

「まくり」は内側の艇を力で沈めますが、失敗すると自分も外へ流れるリスクがあります。「まくり差し」は、相手を外から攻めるフリをして内へ飛び込むため、相手の不意を突きやすく、決まれば一気に突き抜ける爆発力があります。

主に3コースから6コースの選手が、1号艇と2号艇の間にできたスペース(割り差し)を狙う際に発生します。

狙い時:展開がもつれると予測した時

「まくり差し」が飛び出しやすいのは、以下のようなシチュエーションです。

  • 1号艇と2号艇が競り合う: 内側が激しく競り合うと、ターンマーク付近にポッカリと隙間が空きやすくなります。
  • センターからアウトにA1級の選手がいる: 高度なハンドル捌きが必要なため、実力上位の選手が外枠に組まれた時に発生率が上がります。
  • 「回り足」が良いモーター: 直前の展示航走で、ターンした後にスムーズに加速している艇は、まくり差しを狙える準備ができています。

的中率UPのコツ:3連単の高配当(万舟)を狙うパターン

「まくり差し」は、単純なスジ舟券(1-2-3や3-4-5など)を破壊する力を持っています。そのため、予想に組み込む際は「万舟券」を意識した買い目が有効です。

  • 差し切った艇が1着、内側の実力者が2・3着: 例えば3コースがまくり差した場合、1着は3号艇ですが、内側で粘った1号艇や2号艇が2着に残る形(3-1、3-2など)がよく見られます。
  • 「中穴」以上の配当になりやすい: 1号艇が完全に沈まずに残ることが多いため、「まくり」の時のように外枠が総崩れにならず、組み合わせ次第で非常に美味しい配当になります。

「3号艇や5号艇に実力者がいるが、1号艇も簡単に沈みそうにない」という番組こそ、まくり差しを想定した高配当狙いの出番です。

「抜き」とは?(道中の逆転劇)

「抜き」とは、第1ターンマークを回った時点では先頭ではなかった艇が、その後の第2ターンマークや2周目、3周目の道中で前の艇を追い抜き、1着でゴールする決まり手です。

ボートレースの約9割は最初の第1ターンマークで勝負が決まると言われていますが、残りの1割で発生するこの「抜き」こそ、選手の意地とテクニックがぶつかり合う見応えのある決着です。

特徴:1マーク終了後も終わらない接戦

通常、ボートレースは先行艇が作る「引き波」の影響で後続が不利になりますが、先行艇がターンでミスをしたり、コース取りが甘くなったりした隙を見逃さずに逆転するのが「抜き」です。

単純なスピードだけでなく、道中での「追い上げ」や「捌き(さばき)」の技術、そしてモーターの「回り足」や「実戦足」の強さが勝敗を分けます。

狙い時:接戦に強いベテランや「荒れる水面」

「抜き」が発生しやすいのは、以下のような条件下です。

  • 道中の捌きが上手いベテラン選手: 1マークで出遅れても、道中の隙を突いて着順を上げるのが上手い「捌き巧者」が走る時。
  • 水面状況が悪い(難水面): 風が強かったり波が高かったりする競艇場(江戸川、平和島、福岡など)では、先行艇がターンでバタつきやすく、逆転劇が起こりやすくなります。
  • 実力が伯仲している番組: 抜きんでた実力者がおらず、1周バックストレッチで艇が並走するような混戦模様の時。

的中率UPのコツ:「回り足」が良い艇は最後まで諦めない

「抜き」を事前に予想するのは難しいですが、舟券の軸選びに活かすことはできます。

  • 展示航走の「回り足」をチェック: ターンした後のボートの向きが早く、すぐに加速体制に入れている艇は、道中での逆転(抜き)を起こすパワーを持っています。
  • 「抜き」が多い選手は2着・3着の信頼度も高い: 決まり手データで「抜き」の回数が多い選手は、たとえ1マークで4番手あたりにいても、最終的に3着以内に入り込む確率が高いです。

「1マークで決着がつかなかった時に、誰が一番しぶとく順位を上げるか」という視点を持つと、3連単のヒモ(2・3着)選びが非常に楽になります。

「恵まれ」とは?(予想外の決着)

「恵まれ」とは、本来1着になるはずだった先行艇が、フライング(F)や転覆といったアクシデントによって失格となり、次位を走っていた艇が繰り上がりで1着になった際の決まり手です。

技術を駆使して勝ち取る他の5種類とは異なり、文字通り「展開に恵まれて」手にした勝利と言えます。

特徴:アクシデントによる繰り上がり

ボートレースのルール上、1着を走っている艇が以下の理由でレースから除外された場合、その時点で2番手にいた艇が「1着」となります。

  • フライング(F)や出遅れ(L): スタート事故による失格。
  • 転覆、落水、沈没: ターンマークでの接触や転倒による失格。
  • 妨害失格: 他の艇の走行を著しく妨げたことによる失格。

予想の考え方:狙って取れるものではない

「恵まれ」を事前に予想することは不可能です。アクシデントは突発的に起こるものであり、それを前提に舟券を買うことはギャンブルとして成立しないからです。

ただし、「フライングを恐れずに攻める選手」が1コースにいる場合や、「非常に波が高い荒れた水面」など、アクシデントが起きやすい状況であることを把握しておくことは、リスク管理として重要です。

的中率UPのコツ:発生時の「返還ルール」を正しく知る

「恵まれ」が発生するようなレース(特にスタート事故)では、舟券の払い戻しルールが非常に重要になります。ここを知っておかないと、手元の舟券がどうなるか分からずパニックになってしまいます。

  • フライング・出遅れの場合: その欠場した艇が絡む舟券は、すべて全額返還(購入金額が戻る)されます。
  • 転覆などレース中の事故の場合: 欠場した艇が絡む舟券は、残念ながら外れ(没収)となります。
ポイント💡 「恵まれ」で決着したレースは、本命の艇が消えていることが多いため、残った艇の組み合わせで思わぬ高配当(万舟)が飛び出すケースが多々あります。

返還されたお金で次のレースを狙うか、偶然持っていた買い目で高配当を手にするか、まさにボートレースの「光と影」とも言える決まり手です。

【実践】決まり手データから展開を予想する3ステップ

ステップ1:競艇場の「コース別決まり手データ」を見る

ボートレース場によって、決まり手の傾向は驚くほど異なります。まずは「その会場でどの決まり手が発生しやすいか」を把握しましょう。

  • イン逃げが鉄板の会場(大村・芦屋など): 1号艇の「逃げ」を軸に、ヒモ(2・3着)をどう絞るかの勝負になります。
  • 差し・まくりが決まりやすい会場(平和島・戸田・江戸川など): 1号艇の敗北を前提とした、高配当狙いの戦略が有効です。

公式サイトや専門誌に載っている「コース別1着率」だけでなく、その内訳(逃げ〇%まくり〇%など)を必ずチェックしてください。

ステップ2:選手の得意な決まり手(戦術)をチェック

次に、各選手が「どの決まり手で1着を取っているか」を確認します。これは出走表の「最近の期別成績」などで確認可能です。

  • 「まくり」が多い選手が3・4コースにいる: そのレースは内側の艇が沈み、外枠にチャンスが生まれる「荒れる展開」になる可能性が高まります。
  • 「差し」が得意な選手が2コースにいる: 1号艇との「1-2」「2-1」という堅い決着、あるいは1号艇が残って2着に食い込む展開が予想できます。

選手にはそれぞれ「攻め方の癖」があります。それを知るだけで、展開のシミュレーションがぐっと具体的になります。

ステップ3:スジ舟券のセオリーに当てはめる

展開が読めたら、最後は「スジ舟券」の法則に従って買い目を組み立てます。スジ舟券とは、ある艇の決まり手によって連動して決まりやすい着順パターンのことです。

決まり手(予想)スジ(買い目)理由
3コースのまくり3-4, 3-5内側が潰され、外側の艇に展開が向くため
4コースのまくり4-5, 4-64がカドから叩けば、さらに外が連動するため
2コースの差し2-1, 1-21コースが壁になり、2コースと1コースの競り合いになるため
3コースのまくり差し3-1, 3-23が間を割って入るため、内側の艇が残りやすいため
決まり手別・スジ舟券のセオリー早見表

この「スジ」を意識するだけで、的中率を維持しながら無駄な買い目を削ぎ落とし、回収率を向上させることができます。

まとめ:決まり手を理解して勝ち組へ

ボートレースにおける「決まり手」は、いわばレースの履歴書です。 1着の艇がどのように勝ったのか、そのプロセスを理解することは、次のレースの展開を読み解くための「最強の武器」になります。

今回のポイントを改めて振り返りましょう。

  • 全6種類の決まり手: 逃げ、差し、まくり、まくり差し、抜き、恵まれ。それぞれの特徴と発生条件を覚える。
  • データ活用: 競艇場の「コース別決まり手データ」と、選手の「得意な戦術」を掛け合わせて考える。
  • スジ舟券の徹底: まくりなら外、差しなら内といった、決まり手に連動する買い目(セオリー)を意識する。

「なんとなく」で舟券を買っていては、安定した収支を上げることはできません。出走表を見たときに「このレースはどの決まり手で決着するか?」という仮説を立てる習慣をつけましょう。

決まり手の本質をマスターすれば、展開が手に取るように分かり、ボートレースが今よりもっと面白くなるはずです。根拠のある予想で、ぜひ万舟券のチャンスを掴み取ってください!

コメント (0)

コメントする人

セキュリティのためreCAPTCHAを利用しています。
Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。
アコムの太客
アコムの太客

アコムの太客(債務者)です、会社員です。
毎日パチ屋に通う養分、ボートレースもたまに買います。趣味でブログ始めました。Xで毎日稼働をポストしてます。