全24場のクセを網羅!ボートレース「水面特徴」徹底解説

全24場のクセを網羅!ボートレース「水面特徴」徹底解説

ボートレース(競艇)において、予想の的中率を大きく左右するのが「水面特徴」です。
選手の技量やモーターの良し悪しと同じくらい、あるいはそれ以上にレース結果に影響を与えるのが、戦いの舞台となる「水面」の状態です。

本記事では、海水・淡水の違いといった基礎知識から、全国24場の特徴的なクセまでを徹底解説します。

1. まず知っておくべき「3つの水質」とその影響

ボートレース場の水質は大きく分けて「淡水」「海水」「汽水」の3種類があります、この水質の差がボートの挙動に大きく影響する。

① 淡水(硬い・跳ねる)

特徴塩分を含まないため浮力が小さく、水が硬い。
レースへの影響体重の重い選手には不利。
プロペラの掛かりが良いが、波立つとボートが跳ねやすく、乗りにくくなる。
対象多摩川、浜名湖、住之江、尼崎 など
ボートレース水面「淡水」の特徴

② 海水(柔らかい・浮く)

特徴塩分による浮力があり、水質が柔らかい。
レースへの影響浮力があるため、体重の重い選手でも勝負になりやすい。
水が柔らかく、ターンで「掛かり」すぎて流れることがある。
潮の満ち引き(干満差)の影響を大きく受ける。
対象多摩川、浜名湖、住之江、尼崎 など
ボートレース水面「海水」の特徴

③ 汽水(変化する)

特徴淡水と海水が混ざり合う場所(河口付近など)。
レースへの影響潮の満ち引きによって塩分濃度や水位が変わり、時間帯によって水面状況が複雑に変化する難水面が多い。
対象江戸川、浜名湖(一部)、蒲郡、津、福岡 など
ボートレース水面「汽水」の特徴

2. 勝負を分ける「自然条件」のセオリー

水質に加え、予想に不可欠なのが「風」と「潮」の読み方です。

「追い風」と「向かい風」

追い風(微風〜中風)インコース(1コース)有利。
スタートで加速しやすく、先にターンしやすい。
向かい風アウトコース・まくり差し有利。
インの加速が鈍り、外からのダッシュ勢が届きやすくなる。
「追い風」と「向かい風」の特徴

「満潮」と「干潮」

満潮時水位が上がり、水面が不安定になるため、思い切ったターンがしづらくなる。結果、インコースの「逃げ」が決まりやすくなる(荒れにくい)。
干潮時水位が下がり水面が穏やかになるため、スピードターンが決まりやすい。「まくり」が決まりやすく、波乱の要素が増える。
「満潮時」と「干潮時」の特徴

3. 【保存版】タイプ別・全24場 水面特徴マトリクス

全国24場を特徴ごとに4つのタイプに分類しました。
自分の予想スタイルに合わせてボートレース場を選んでみましょう。

A:イン最強!「鉄板水面」

1コースの勝率が極めて高く、本命党におすすめの場です。

場名特徴・攻略ポイント
大村(長崎)イン最強の座を不動にする設計。ナイター開催。
徳山(山口)モーニング開催が多く、午前中のイン勝率は圧倒的。
芦屋(福岡)企画レースが多く、イン中心に組みやすい。
下関(山口)ナイター場。広い水面でインが強いが、海風には注意。

B:スピード勝負!「静水面・広水面」

水面が広く穏やかで、全速ターンによるスピード戦が見られる場です。

場名特徴・攻略ポイント
多摩川(東京)「日本一の静水面」と呼ばれる。スピード重視。
浜名湖(静岡)水面が日本一広い。まくり差しが決まりやすい。
常滑(愛知)伊勢湾に面するが比較的穏やか。
蒲郡(愛知)ナイター場。広くて走りやすく、スピード戦になりやすい。
丸亀(香川)潮の影響はあるが、比較的インも強いナイター場。
(三重)風の影響を受けやすいが、基本はプールが広く走りやすい。
三国(福井)冬場の「北風」以外は比較的走りやすい淡水面。
尼崎(兵庫)「センタープール」と呼ばれ、静水面でスピード戦が多い。

C:クセが強い!「難水面・波乱含み」

独特の「うねり」や地形で、地元選手やベテランが穴を開ける場です。

場名特徴・攻略ポイント
江戸川(東京)唯一の「河川」コース。流れと潮の影響で日本一の難水面。
平和島(東京)バックストレッチでの斜行規制があり、道中の逆転劇が多い。
福岡(福岡)独特の「うねり」があり、1マークがスタンド側に振られているためインが難しい。
鳴門(徳島)1マークが狭く、まくりが決まりやすい構造。
びわこ(滋賀)標高が高く気圧が低い。春先などは雪解け水で水位が変わりやすい。

D:バランス型・季節変動型

季節や風向きによって傾向がガラリと変わる場です。

場名特徴・攻略ポイント
桐生(群馬)標高が高く、冬場の「赤城おろし(強風)」時は大荒れする。
戸田(埼玉)水面が非常に狭く、カドからのまくりが決まりやすい。
住之江(大阪)「ボートレースのメッカ」。コンクリート護岸で引き波が残りやすく、技術が必要。
児島(岡山)潮の干満差が大きい。満潮はイン、干潮はセンターからの攻めが決まる。
宮島(広島)干満差に加え、風向きが変わりやすい。スタート勘が重要。
若松(福岡)洞海湾に位置し、潮の影響を受けるが基本はイン有利な傾向へシフト中。

4. まとめ:水面を知れば「狙い目」が見えてくる

ボートレースは「選手の実力」と「モーターの性能」だけで決まるものではありません。
第3の要素である「水面特徴」を理解することで、予想の解像度は劇的に上がります。

本記事で紹介した要素を、ぜひ実際の舟券作戦に取り入れてみてください。

明日から使える「水面攻略」3つのステップ

  1. まずは「天気と潮」をチェックする
    出走表を見る前に、その場の公式サイトや直前情報で「風向き・風速」と「干潮・満潮の時間」を確認しましょう。これだけで展開予想の土台が固まります。
  2. 「荒れるサイン」を見逃さない
    「インが強い場(Type A)なのに、強い向かい風が吹いている」「スピードコース(Type B)なのに、水位が高くて乗りにくそう」といったセオリーとのズレこそが、高配当(万舟券)への入り口です。
  3. 得意な「マイ・ホームプール」を作る
    いきなり全24場を完璧に把握する必要はありません。「静水面が好きだから多摩川と浜名湖を極める」「穴党だから江戸川と平和島を重点的に追う」など、自分のスタイルに合った水面を1つか2つ選び、徹底的に特徴を覚えることから始めてみましょう。

「なぜあの選手はターンで流れたのか?」「なぜ人気薄の選手がまくりきれたのか?」 水面の特徴を知れば、レースの失敗や成功の理由が明確になり、次回の予想に活かせるようになります。

ただの運任せではない「根拠のある予想」で、ボートレースの奥深さと的中の喜びをぜひ味わってください!

以上、ほなまた( `ー´)ノ

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アコムの太客

アコムの太客(債務者)です、会社員です。
毎日パチ屋に通う養分、ボートレースもたまに買います。趣味でブログ始めました。Xで毎日稼働をポストしてます。